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住宅購入時に火災保険の金額はどう変わる?RC住宅と木造住宅の違いを比較

住宅の購入を検討する際、多くの方が迷うのが火災保険の選び方や費用です。特に、鉄筋コンクリート造(いわゆるRC住宅)と木造住宅の場合、火災保険料にどのような違いがあるのか気になる方は多いのではないでしょうか。本記事では、住まいの構造ごとの火災保険料の目安や、保険料が変わる理由、さらには保険料を抑えるためのポイントまで、分かりやすく解説します。これから住宅を購入される方にとって必ず役立つ内容ですので、ぜひ最後までお読みください。

火災保険料の構造別相場(H構造・T構造・RC住宅相当)

まず「構造区分」についてご説明します。火災保険では、住宅を耐火性能の観点から「M構造」(マンション構造)、「T構造」(耐火構造)、「H構造」(非耐火構造)の三つに分けています。Mは鉄筋コンクリート造などの共同住宅、Tは鉄骨造や省令準耐火構造を含む耐火性能のある一戸建て、Hは一般的な木造戸建てとなります。それぞれ耐火性は M>T>H の順となり、保険料はその逆に高くなります 。

次に、それぞれの構造における火災保険料の目安を示す表です(例として東京都、新築・5年契約、建物保険2,000万円・家財保険1,000万円、地震保険なしとした場合など)。

構造区分5年契約・火災保険料目安年間換算
H構造(木造)約134,000円約26,800円
T構造(耐火・RC相当)約71,000円約14,200円

(上記数値は東京海上日動火災による例で、あくまで一例です)。また他の保険試算によれば、T構造の年間保険料は地震保険なしで約17,100円、H構造では約29,800円となっています。H構造はT構造の約1.7倍ほど高くなります 。

特にT構造(鉄筋コンクリート等を含むRC住宅相当)とH構造(木造)の比較では、T構造のほうが保険料がかなり抑えられる点が大きな特徴です。耐火性能が高いほど火災時の損害リスクが低く見なされるため、保険料も低く設定されます 。

RC住宅(T構造)と木造住宅(H構造)で火災保険料に差が出る理由

火災保険料が構造によって異なる主な理由は、「耐火性」と「火災などのリスク評価」の違いにあります。耐火性能が高い建物ほど火災や災害発生時の損害が小さくなるため、保険会社はその建物に対して低い保険料を設定します。

具体的には、RC住宅に相当する「T構造」は鉄筋コンクリート造や耐火建築物として評価され、火災リスクが低いため、保険料は木造住宅(H構造)に比べて安くなる傾向があります。

構造区分耐火性能火災保険料の傾向
RC住宅(T構造)高い(耐火建築物相当)安い
木造住宅(H構造)低い(非耐火構造)高い

これは、耐火性能が高いほど火災による被害が小さく、保険会社が支払う可能性が低いため、保険料が割安になるからです。

一方、木造住宅(H構造)は燃えやすく、災害や火災発生時の損害が大きくなりがちなため、保険会社はそのリスクを反映して保険料を高めに設定します。

以上のように、「構造の耐火性能」と「リスク評価」が、RC住宅と木造住宅の火災保険料に差が出る主な理由です。

火災保険料を抑えるための留意点

火災保険の費用を抑えるには、いくつかの重要なポイントがあります。まず、築年数が浅い建物では「築浅割引」が適用され、保険料が軽減されることがあります。この割引は、保険始期日時点で築年数が暦年で10年未満である建物に対して適用されることが多いです。ただし、家財には適用されず建物のみ対象ですので、契約の際に確認が必要です。たとえば、保険始期2024年に建築年2020年の建物では築4年として割引対象になりますが、建築年2014年では築10年に達し、適用対象外となります。これは保険会社ごとに異なるため、詳細はご相談ください。

つぎに、木造住宅でも「省令準耐火構造(T構造)」に該当すれば、一般的な木造(H構造)より火災保険料が大幅に安くなる可能性があります。省令準耐火構造とは、住宅金融支援機構が定めた基準を満たす構造で、延焼防止や耐火性能が高いことが特徴です。保険料が約半額になる例もあり、長期でみると大きな節約になります。

さらに、補償内容や免責金額、契約期間の選択も保険料に影響を与えます。免責金額を高く設定すると、その分保険料は低くなります。たとえば、免責額を上げることで保険料を抑えられる一方、事故時の自己負担が増えることになりますので、ご希望に応じて検討が必要です。

また、保険期間の選び方にも注意が必要です。例えば5年一括払いにすることで年間換算での保険料は低減可能ですが、契約期間中に保険料率が上昇した場合の影響も考慮すべきです。長期契約が可能な場合はご相談いただけると最適なプランをご提案できます。

留意点内容効果
築浅割引築10年未満の建物に適用(例:築4年)建物の保険料が軽減
省令準耐火構造T構造に該当する構造(耐火性能の高い木造)火災保険料が約半額に
免責金額・契約期間免責を高く/期間を長く設定保険料の低減可(条件による)

これらの要素を総合的に検討することで、住宅購入時に適した火災保険プランを選ぶことができます。ご希望やご不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

RC住宅相当(T構造)と木造住宅(H構造)の比較まとめ

以下の表に、RC住宅相当(T構造)と木造住宅(H構造)それぞれの火災保険料の目安をまとめました。構造による耐火性の違いが保険料に直結しており、RC住宅相当のほうが年間おおむね半額以下になる傾向があります。

構造区分保険期間火災保険料(目安)
木造住宅(H構造)1年1万6千円~2万9千円程度
RC住宅相当(T構造)1年9千6百円~1万7千円程度
木造住宅(H構造)5年約5万4千円程度
RC住宅相当(T構造)5年約2万8千円程度

※上記の目安は、構造区分ごとの一般的な火災保険料で、地域や補償内容により変動いたします。

住宅購入時に火災保険を見積もる際は、以下の視点で比較されることをおすすめいたします。

  • 構造区分(H構造/T構造)による保険料の差を確認
  • 保険期間(1年・5年など)による一括払い割引の適用有無
  • 補償内容(火災のみ、水災・風災の有無など)の違いによる保険料の変動

ご自身のご希望や予算に合わせた最適な保険料プランをお考えの方へ、当社では丁寧にご相談を承っております。「最適な保険料プランのご相談はこちら」から、お気軽にお問い合わせください。ご相談いただくことで、構造に見合った補償や割引制度を最大限に活用し、無駄のない保険料設計を実現できます。

まとめ

住宅を購入する際、建物の構造によって火災保険料が大きく異なることがお分かりいただけたと思います。鉄筋コンクリート造の住宅は火災に強く、保険料も比較的抑えられる傾向にあります。一方、木造住宅は火災リスクが高いため保険料も高くなる傾向がありますが、築年数や構造条件による割引で負担を軽減できる場合もございます。それぞれの保険料目安や特徴を理解したうえで、ご自身にとって最適な火災保険を選ぶことが大切です。火災保険のご相談は、ぜひ一度お気軽に当社までお問い合わせください。

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